
FA取引は通常「裁量取引」になっているため、自分の判断によって通貨の購入や売却を決めます。
そのためには、常にチャートの値動きを注視し、取引のタイミングになった時点で注文します。
実は、FX取引には自分で売買の手続きをしなくても、機械が自動的に売買してくれるものがあります。
それが「ループイフダン」です。
そして、ループイフダンには以下のようなメリットがあります。
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自動売買だから値動きの確認が不要
ループイフダンが通貨の売買を自動的に行ってくれるため、利用者が売買のつどFX業者に注文する必要がありません。
最初に売買条件を設定すると、条件に適合した時点でループイフダンが自動的に売買を行います。
従って、利用者はチャートの動きを気にかける必要が無く、仕事に専念したり、家事に従事したりすることができます。
ループイフダンを利用すれば、チャートを見ていなかったために取引の機会を逸したということが起きません。
自動的に利益を積立て
FX取引というのは、取引を何度も繰返すことで利益を積立ていきます。
実は、ループイフダンがそのシステムの効果を発揮できるのは、為替相場の70%が「レンジ相場」になっているからです。
為替価格が音の波のように上下動を繰返すことで利益が貯えられていきます。
・レンジ相場:一定の価格の範囲の中で、為替価格が上下動する相場
・トレンド相場:為替価格が上昇や下降の一方に伸び続ける相場
ループイフダンとは「イフダン注文をループさせる」システムになっています。
イフダン注文(IFD注文)は「If done」の略であり、「もし~したら、~する」と訳します。
例えば、「110円0銭になったら買う」という注文を出したとします。
すると、為替価格が110円0銭になると、ループイフダンが自動的に買い注文を出します。
そして、同時に「110円50銭になったら売る」という注文も出します。
つまり、買い注文と売り注文を同時に出すのがイフダン注文です。
さらに、「ループ」になっていることから、同じ注文を繰返し行います。
例えば、110円0銭で買って、110円50銭で売る取引を何回も繰返すことで利益を積み重ねていきます。
そして、ループイフダンでは価格を変えてIFD注文を何本も出します。
例えば、110円50銭で買って111円0銭で売る、111円0銭で買って111円50銭で売るという注文を一定の価格の範囲で何本も設定します。
従って、仮に110円0銭から115円0銭のレンジの中で注文を設定した場合、その5円の範囲内で為替価格が上がったり下がったりするレンジ相場だと、利益が増え続けます。
為替価格が111円0銭になると買い、110円50銭になると買い、110円0銭になると買いということを続けます。
その後、為替価格が110円50銭になると110円0銭のポジションを売り、111円0銭になると110円50銭のポジションを売り、111円50銭になると110円0銭のポジションを売って利益を出します。
この取引を自動的に続けるのがループイフダンです。
関連記事:FXのOCO注文とは?自動売買にも応用されている?
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追尾機能
ループイフダンはレンジ相場で効果を発揮するシステムになっており、トレンド相場になると効果が薄れます。
ただ、ループイフダンには「レンジ追尾機能」が付帯されており、トレンド相場にも対応するようになっています。
例えば、50銭の値幅で取引の最高値が112円0銭になっていたとします。
この場合、111円50銭のポジションが112円0銭になった時点で売却され、為替価格がさらに上昇すると取引が無くなってしまいます。
ところが、ループイフダンは価格の上昇に追尾していき、112円0銭から新たに50銭間隔で売買を始めるようになります。
従って、上昇した価格帯でレンジ相場ができると、その価格帯で買いと売りを繰返すループイフダンが構築されます。
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