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FXで稼ぐには大きく分けて2つあります。
為替変動を予想して売り買いを行い稼ぐ方法と、スワップポイントにより稼ぐ方法です。ここでは後者のスワップポイントにより稼ぐ方法について説明します。
スワップで稼ぐ仕組みを端的に説明すると、2国間の金利の差を利用して稼ぐということになります。
具体的な例を挙げると、日本人トレーダーにとってなじみの深い米ドルと日本円の組み合わせであれば、米ドルの方が金利が高い通貨となります。
この場合、米ドル・日本円について買いポジション、つまりロングポジションを所有していればスワップポイントを受け取ることができ、逆に売りポジション、つまりショートポジションを所有していればスワップポイントを支払うことになります。
スワップポイントが発生するタイミングですが、使用しているFXの会社の1日(1営業日)のクローズ時間となります。
クローズ時間はFX会社によって若干異なりますし、季節(サマータイム・ウインタータイム)によっても異なるので注意が必要です。
また祝日や連休などを挟む際にスワップポイントが数日分つくことになるので、常に利用するFX会社の取引場面等で確認することをお勧めします。
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次に、スワップポイントを重視するトレードにおけるお勧めの通貨と注意点について説明します。
基本的に日本円は主要通貨の中でも低金利通貨として知られています。
つまり日本円であれば大半の通貨が買いポジションでスワップポイントを受け取ることができ、売りポジションで支払うことになります。
その中でも多くのスワップポイントを受け取れる通貨(主要通貨)として、豪ドル、ニュージーランドドル、南アフリカランドドルなどのいわゆる資源国通貨が知られています。特に、日本人にとってなじみが深く、リーマンショックのあと世界で最も早く景気回復したといわれているオセアニア通貨(豪ドル、ニュージーランドドル)はスワップポイント目的のトレーダーにとって人気の高い通貨となっています。
また、トランプ大統領の就任以降、米国も株高が続いており、FOMCによる政策金利の引き上げによって、米ドルもスワップポイント狙いのトレーダーにとって人気の通貨となっています。
関連記事:【スワップ差に注目!】サヤ取り手法でリスクを最小限に抑える方法!
次にスワップポイント目的のトレードにおける通貨選びの注意点についてお話します。
基本的には、金利の高い通貨を選択することになるのですが、金利の高い通貨は新興国や政治的に不安定な国が多いという特徴があります。
具体的には南アフリカランドドルやトルコリラ、メキシコペソなどが挙げられます。
これらの通貨はクーデターや戦争、テロ、内戦などの政治リスク、地学リスクなどによって通貨価格が急落することが多々あります。
スワップポイント目的でこれらの通貨を売買する場合、買いポジション、つまりロングポジションを所持しているので価格が急落すれば大きな損害が発生することになります。
スワップポイントにおける利益を得ようとする場合、長期期間その通貨を保有することになるので、国の安定度はとても重要です。
これらの事を総合的に判断してポジションを持つことが重要です。
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次にスワップポイントの発生時期を利用したトレードについて説明します。
先にも説明したようにスワップポイントが発生するのは、その営業日のクローズ時間です。また日によっては何倍ものスワップポイントが発生する日があります。
これらの事を組み合わせると、多くのスワップポイントが付与される日のクローズ時間に向けてその通貨を購入するトレーダーが増え、その結果その通貨は買われ、スワップポイントの付与が確定した瞬間にその通貨は売られる傾向があります。
株取引で言うと、株式優待が受けられる直前にその株が買われ、権利が確定した瞬間、いわゆる権利落ち日に株が売られるのとよく似ています。
ここで注意点ですが、あくまでこのような傾向があるという話で、絶対にこのようになるというわけではありません。
最後に、個人的な見解ですが、基本的に株取引と違って通貨取引は長期保有はリスクが高いと考えています。
スワップポイントで稼ぐとなると長期保有が前提となります。
よっていくら金利が高く多くのスワップポイントが受け取れるといっても、政治的、経済的に不安定な国の通貨を長く保有し続けるのはリスクが高いと考えています。
そこでスワップポイント目的のトレードとしてお勧めできる通貨は、米ドル、豪ドル、ニュージーランドドルあたりではないかと考えています。
また、トレードのスタイルとしては極力レバレッジを低くし、ロスカットを防ぐとともに、為替変動により、一定の利益が出たのであれば、スワップポイント目的とはいえど、迷わず利益確定する姿勢が重要ではないかと考えています。
また、スワップポイント目的のトレードを行うには、ある程度多くの資金がある(軍資金がある)トレーダー向けであり、資金、軍資金が少ないトレーダにとってはスワップポイント目的のトレードではなく、為替変動による売買利益目的のトレードをお勧めします。
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